ついにわが身にもIT革命の波が押し寄せた!
昼休みを使い、MTNのShop(←)に手続きにいってきた。前日は米$支払いはだめとかなんとかで門前払いを食らったが、本日は予想に反し、ものの15分で完了した。必要な金額413000Ush(≒2万円程度,内訳はModem=320000Ush/SIMカード=3000Ush/一月分のプリペイド料金=90000Ush)と名前の登録だけで、プリペイドのため住所も口座も本人確認のパスポートも不要で、あっけなく手続きが完了した。
←がモデムとSIMカードである。設定も簡単で、SIMカードをモデムに刺し、USBモデムをPCにつなぐだけで、あとは勝手にインストールされるため、何も設定がいらない。かなり警戒していたが、あっというまにつながる環境が整った。
←が実際に使っている状態である。モデムは手のひらに収まるくらいの大きさである。
さあ、ここで重要なスピードであるが、さきほどと同じ
測定サイトで計測したところ、噂のごとくMax 236Kbpsの宣伝とは程遠く、下り受信速度: 15kbps(15kbps,1kByte/s)、上り送信速度: 52kbps(52kbps,6kByte/s)という結果に。。体感速度もオフィスにくらべかなり遅い。予想のごとく、ややがっくりの結果となったが、これでネットカフェ難民にならなくてよさそうだ。
ウガンダの通信事情①インターネットについて。
ウガンダでもインターネットはそこそこ普及していて、首都カンパラでは町のいたるところにインターネットカフェがある。私の住居がある、カンパラの中心部から少し離れた小さな町にも一つ小さいネットカフェがある。見ている限り、主にメールやネットサーフィンをしているようだ。日本語環境があるカフェは非常に少ない(今のところ韓国人が経営している一番いけてるカフェ[←写真]しか知りません)が、大抵どこでもPC持ち込みOKなので、自分のPCを持ち込んで作業している。値段は中心部にある一番高そうなカフェで、一時間3000Ush≒150円で、ランチ(4000Ush)の値段を考えれば妥当なところか。回線速度は、どこがボトルネックになっているのかわからないが、だいたい実速1K~数KBpsといったところである。Skypeにはぎりぎり耐えられる速度だが、大きい(30Mbで2~8時間)ファイルのダウンロード、動画を自由に閲覧できる環境ではない。こっちに来たての頃は、カフェ以外のネット環境がなく+細い回線で長時間作業を余儀なくされ、ウガンダに来てまでネットカフェ難民状態になっていた。本当の難民にならないよう気をつけたいところだ。
現在、職場・カフェ以外でのネット環境の選択肢を模索中だが、Land Lineは工事に時間がかかる(+いつ終わるかわからない)ゆえ、Mobileが現実的なようだ。今手元にある選択肢は二つ。
MTN(ウガンダで急速にサービスを拡大している南ア?のキャリア)と
UTL(Uganda Telecom:日本でいうNTT)だ。サービスメニューを比較してみると、
[MTN Mobile Internet]
Max 236Kbps :90000Ush/Month(≒$45/Month)
*Initial Cost=modem :320000Ush(≒$160)
[UTL 3G Mobile broadband]
Broadband 64(Kbps) :$130/Month
Broadband 128(Kbps) :$250/Month
Broadband 256(Kbps) :$430/Month
*Initial Cost=modem :$190
と、メニューの数字上は断然MTNの方が分がある。(見てのとおりウガンダでは64Kbpsでも立派なブロードバンドである!Land Lineは少しだけ安いが、それでも速度の割りに結構高い。)多くの隊員がMTNを使っているようだが、実測は数Kbpsといったところみたいで、現地のJICAオフィスの方から、安定した速さを求めるなら国内で確固たるLand LineインフラをもったUTLを試してみれば?とのことだが、やはりメニュー上の数字を信頼して、MTNにしようかな。早速今日申込みである。
※細かい話ですが、Byteだかbitだかなんだかわけがわからなくなってきた(今の日本の環境だと全く気にしないので)ので久々に整理すると、1Byte=8bitでしたね。。職場やカフェの環境で実測1~数KB/秒なので、8~64Kbpsくらいは出ていることになるのかな?今職場から
適当なサイト(適切な選択しか全くわかりませんが)で試してみると、下り受信速度: 39kbps(39kbps,4kByte/s)、上り送信速度: 280kbps(281kbps,35kByte/s)だそうな。結構まとを得た測定値かも。
今日の活動はSlow Startのため、ウガンダのお金について。
←がウガンダの通貨、ウガンダ・シリング(Ush)である。左下から上に50000,20000,10000,右下から上に5000,1000シリングの貨幣、コインは左から500,200,100シリングである。最近のレートだと、1$≒90円、100$≒2000Ushとして、1円≒22Ushあたりか。とりあえず、シリング÷20で円に換算して計算している。途上国ではその国の通貨よりも米ドルが重宝されるとの勝手な思い込みをしていたが、日常生活では(よっぽどのビジネス取引は別)シリングしか通用しないようだ。
ここまで2週間過ごしてきた中で物価に対する感想、(あくまでも首都カンパラで)。
■■安いと思うもの■■ だいたい日本の3~5分の1といったところか。
<食事>
適当なLocalのレストランにはいっても、4000Ush(≒200円)でランチ、8000Ush(≒400円)も出せば充分なディナーが食べれる。地元の人はもっともっと安く食べてるのでは。(外国人向けのレストランに入っても、10000-20000Ush≒500-1000円出せば、十二分な食事が楽しめる。)
<交通費>
マタツ(乗合TAXI)で、1回500-1000Ush≒25-50円といったところ。
<衣料品>
そこそこしっかりしたスーツパンツが40000Ush≒2000円、ビジネスバッグが20000-40000Ush≒1000-2000円,ビジネスシューズが25000≒1250円で、質さえ下げればもっともっと安くおさえることができる。
<その他諸々>
国内生産されたものは大概安い。こないだ買ったホチキスは600Ush≒30円だった。が、3枚以上の紙を綴じようとすると、芯がボッキリ。。
■■安いけど、思ったほどではないもの■■
<ベッド・その他室内用品>
140000Ush。桁を間違えて、700円?安っ!っとおもって即買いしたが、7000円だった。まあ相場をはずしてないようなので、こんなところか。Simpleなものなので、日本で1万くらいだと思う。その他室内用(ベットマット、布団、カーテンなどなど)も、日本では品質がそこそこなものがかなり安く購入できるので、こちらとの価格差(特に価格/品質)はそれほどないか。
■■高い・・・もの■■
<電化製品一般>
電化製品は全て輸入品なので、だいたい日本の流通価格の1.3~2倍といったところでしょうか。Sony,Panasonic,日立,東芝,三菱電機,シャープ,SANYOなどありとあらゆる日本のメーカーが流通している。車(Toyota,Nissan,Honda,Matsuda,Suzuki・・・)も含めて、日本製品の人気・存在感はかなり高いようだ。デジカメを壊してしまった同期の新規隊員は、泣く泣く3万円くらいでCyber-shot(日本だと2万くらいかな)を買っていた(さらにSDカードが使えないことに後から気付き、500MBのメモリスティックを4000-5000円払って買っていた)。そろそろ洗濯機と冷蔵庫が欲しいなと思って探しているが、ともに最安値は2万円くらいのようだ。日本だとがんばって1万くらいで調達できそうですが。。
<通信費>
インターネットは後ほど投稿しようと思うが、こちらでいうブロードバンド(64K)で、固定回線でもモバイルでも月100$≒1万円くらいは覚悟しないといけない。
■■その他■■
<家賃>
新居は8畳くらいの部屋×3+キッチン、シャワー・トイレで、月400000Ush≒2万円程度。地元の人にとってはもちろん高級物件のようだが、高いと見るか?安いと見るか?
首都カンパラの通勤ラッシュはなかなか激しいものである。今日はいつもよりやや遅く(15分程度)出てしまったせいか、いつもの道でマタツ(乗合TAXI)を待っていてもすべて満員で、15分程待ってもちいとも乗れそうにないのである。
業を煮やして町の中心部に移動してみると、小さな町にもかかわらず、そこでもマタツを待っているたくさんの人がずらり。さらに30分ほどそこで待ってみても、まったく人がはける気配がないので、ついにボ○ボ○(Bike TAXI)解禁?と頭によぎるが、ここは辛抱して、マタツの幹線道路沿いの隣町まで2kmほど歩くことに。。
スーツに重い荷物(今日はPC×2)で悪路を歩いていると、声をかけてくる人が1人。"I met you before." ん?誰だっけ?どうやら一昨日、私が目立つ格好(新居の掃除のための長いモップ×2)でマタツに乗り込んだ際に、隣に座っていたらしい。30分の道のりも、彼といろいろ話しながら退屈せずに歩くことができた。彼は現在大学に通うための資金を仕事(今は携帯電話のプリペイドカードの販売)をしながら蓄えているそうだ。日本人に対する印象はODA・JICAの活動を通じて非常にいいらしく、彼も私との会話を楽しんでくれたようだ。朝のカンパラは非常で涼しく快適で、わりと楽しく歩くことができたが、毎日これは厳しいかな。。。
となり町からようやくマタツをつかまえ、いつもの通りの渋滞(←)の中30分ほどでようやくオフィスにたどり着いた。1時間45分の通勤で、1時間以上のど遅刻である。ようやく一週間のStart。明日はもっと早く出ようかな。
ウガンダの交通事情について、次に②歩行者・信号について
ウガンダでは、首都カンパラでも信号は数えるほどしかなく、車も歩行者ももっぱら当事者同士で物事が進んでいく。交差点ではカオス状態(右折するのに左からOverlapしていく強者もちらほら)となり渋滞が物凄いのもこれが一つの原因であろう。
車は歩行者のために止まる気はさらさらないので、自分でタイミングを見計らって道路を渡る必要がある。誰も助けてくれないので全ては自己防衛のサバイバル生活である。
JICA(だったと思います)のプロジェクトで、日本式の信号が町の中心部に数箇所取り付けられているが、どうやらあまり守られていないようである。