思い出深いKisaasiの住居とも今日でお別れ。
はじめ来たときは、Kampalaで活動するのに、なんでこんな僻地に住居が・・・と正直中心部での住居がうらやましかった時期もあったが、おそらく中心部に住居があったらウガンダのローカルの生活を体験することなく終わってしまっただろう。いまとなっては、Kampala郊外でもローカル色豊かなここKisaasiでの生活が体験できたことに非常に満足している。
最後の日は、引き上げのための家財一式の処分(懸念していたが、ご近所さんを呼んでなんでも持っていってくれ!と家を開放したら、ものの1時間であっというまに片付いてしまった)と荷物整理に追われながら、最後に撮りためていた写真を持ってご近所さんに挨拶まわりをすることにした。
↓は家の敷地の外のすぐそばに住んでいるガキんちょ。彼らは私のことをムズングー(外国人)ではなく、ちゃんと名前で呼んでくれ、また物やお金をせびることもいっさいない。もう少しはなれた場所の子供達は、会うたびに"Give me 100Ush(≒5円)"と挨拶代わりにいってくる。この違いはどこから生まれるのかな?と思っていたが、彼らの母親に会ってみると一目瞭然。元々学校教師だったらしく、非常に人間ができた教育者であった。大切な友達である彼らに最後に一人ずつとった写真を渡すと非常に喜んでくれた。
次は敷地内のご近所さんとアスカリ(警備員)。↓はアスカリの青年で、敷地内の警備小屋にフィアンセと二人で住んでいる。彼も人間ができた非常に信頼できる人物で、盗難などの被害を心配することなく、安心して生活することができた。
↓は近所の売店のおやじ。むっつり顔だが話してみると非常に愛嬌があり、水や生活消耗品の購入はここで全てまかなうことに決めた。
最後はほぼ毎日のように食事に通った近所のホテル。毎回同じものを注文するので、”いつもの”で通じるようになった。こちらも最後に挨拶すると非常に寂しがってくれた。
これでKisaasiでの生活も終わり。写真の裏に住所とメールアドレスを書いてみておいたが、彼らと連絡がうまくとれるかは全くわからない。今後ウガンダに戻ってくる機会がいつあるかわからないので、これが今生の別れになる可能性大ということを思うとややしんみり。まさに一期一会。その日の出会いを大切にしよう。