ここに来てInterview Rushである。あまり期待のできない
3rd RoundにSpamメールがごとくApplyしていた5校中、結局3校からもInvitationが届いた。1st・2ndでApplyしていた超Top Priorityの3校は、全て渾身のRe-Applyにも関わらずInterviewなく門前払いをくらったのに対し、残りの新規の学校はWaitにかかったりInterviewに呼ばれたりと、なんとも皮肉な結果だ。。
先述の2校に加え、新しく来た学校はアメリカ中北部にある
一校。バランスのとれたカリキュラムと総合大学としての強さが魅力だ。こちらは何のNegotiationなくあっさり来週に電話InterviewのScheduleが確定した。残りのアメリカの
一校も、こちらの通信回線の事情をなんとか理解してくれたか、電話(+Skypeを補助的に利用)というなんとか彼らのポリシーに大きく逸脱しない形でInterviewのScheduleを確保することができた。
そして、問題のイギリスの
一校。リモートでのIntervewは一切だめ、かつケニアにいるAlumniもウガンダに来てくれる気配がなく、Hang Up状態だったが、ここに来て急展開。なんとウガンダにAlumniがいて、Interviewを引き受けてくれるそうだ。さすがGlobal Schoolを全面にうたっているだけあって、こんなアフリカの奥地にまでNetworkがあるようだ。
そのAlumniは、以前訪れたことがあるKampalaから東に約100Km弱離れたJinjaという町で、名前からして
インド系のGroup Company(財閥?といったほうが正しいか?)の一つのSugar Works(砂糖工場?)を経営しているようだ。先日訪れたQueen Elizabeth National Parkで宿泊した、ウガンダではかなり有名な
Mweya Lodgeという観光客向けの綺麗なロッジもこのグループが経営しているようだ。
Webを見る限り、従業員7,500名、9,500 ha(ってどれくらい??)の農場と、かなりばかでかい。スーパーに行ったら案の定、砂糖コーナーはこのブランドで占められていた↓。
Interviewの日時のArrangementも本人ではなく、秘書さんが担当しており、Kampalaまでわざわざ2~3時間の道を車で送迎してくれるブルジョアぶり。と、、Interviewよりも、ウガンダの数少ない大規模ビジネスの現場を覗き見したい、という別のMotivationにうかれていたところ、カウンセラーから受け取ったInterviewの過去資料に目を通してみると一気に現実世界に引き戻されることに・・・。この学校のInterviewはかなりUniqueで、通常のInterviewに加え、即興プレゼン、Discussion(Candidateが一人しかいないウガンダでどうなるかわからないが)と、優に1時間を越える盛りだくさんなメニュー。なにはともあれ、とにかく準備・準備である。。
現在のウガンダNo1のShopping MallのGardencity(→
参照)の隣に、Nakumatt Oasisなるまた新しいShopping Mallが建設中である(Openは4/9を予定してたが遅れているらしい→
記事)。これまたGardencityと同じく外国(Kenya)資本で、今度はウガンダ初の24時間Openだそうだ。他にも、Museveni大統領直々のプロジェクトでOvino Marketなる新しいMarketも建設中らしい(→
記事)。近代化はもちろん結構だが、どんどんウガンダらしい風情が失われて、先進国と変わらぬ忙しい都市になっていくのに若干寂しさを感じるのは私だけか・・・?
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正直MBAのApplicationをここまで引きずるとは全く想定してなかった。もう4月も半ばだというのに、先々週から先週にかけて、Waitになったいくつかの学校への追加のEssayやInterviewに追われていた。MBA ApplicationのBlogにする気は全くないのだが、まあ途上国からのApplicationの数少ない体験記として記しておこう。
Interviewを受けないままWaitになった学校に対し、リクエストしてInterviewを受けさせてもらった。当然ウガンダで実施できないので、電話Interview。出国前に一応は覚悟はしていたが、ついにこの日が来てしまった。
こちらの武器は←のしょぼい携帯一つ。音質はぼちぼち。この携帯から国際電話の通話料は、世界各国一律(なんてどんぶりな・・・)600Ush(≒30円)/1分。1時間で36,000Ush(≒1800円)と充分許容範囲。
Interview当日、アメリカが夏時間になっていることに気づかず、思いっきり1時間間違えてアポをslipしてしまった(ApplicationのProcessでこんな大失態は初めて・・・)。泣きを入れて頼み込んでみると、特に問題なく別の機会を設けてもらった。Interviewの相手は2nd year studentのアメリカ在住のインド人。Student Interviewなので特に難しい質問もなく、途中で電話プッツンのハプニング(先進国にいたら大騒ぎだが、ここウガンダにいるとこんなことでは動じなくなってきた)はあれど、終始和やかに終了した。ウガンダ活動ネタも興味を持ってもらえたようだ。あとは追加で送ったEssayを含めてどうなるか・・・を待つのみ。
Waitの対応をしているうちに、
3rd RoundでApplyしていた学校からInterviewのInvitationが届く。2日に一校のペースでほぼコピペのEssayで出しまくったので、正直どうなるかわからなかったが、アメリカ東海岸の
1校(大学全体の強さほどMBAのProgramは強くはないが、Social Impactを本気で目指すなら考慮にいれたいProgramの一つ)とイギリスの
一校(充分強いプログラムだが、"まだ可能性の高いFinal Roundなじゃい"との安直な理由でのみ選んだため、正直あまりこの学校のことは知らない+本当にヨーロッパに行くの?という感じであるが。。。)。
と、まあ選択肢が増えてうれしいニュースであるが、次はInterviewのArrangementのNegotiationで一苦労である。今回のJICAの派遣は公用旅券なるいつもと違うパスポート(←、気分は外交官?)で来ているため、入国できる国が制限されている。私の場合はウガンダ(と経由地のエチオピア・ドバイ)以外は一歩たりとも入ることはできない+プロジェクトの制約上帰国も許されていない。両校ともに原則RemoteでのInterviewは受け付けていないらしく、ダメもととわかっていながら、Interviewの希望LocationをUgandaとRequestしておいた。と、案の上”ウガンダにはAlumniはいないのよねん”との回答、東アフリカだったらケニアにはいるけど、とのこと。両校とも全く同じ回答に、ウガンダとケニアの国力の差を感じてしまった。こっちがどこにも出国できない特殊な事情であることを伝え、①ケニアのAlumniに、ウガンダの
Entebbe International Airport(ケニアの首都ナイロビから1H)、もしくはウガンダのケニアとの国境沿いの町
Tororoまで着てもらう、②例外的にRemote Interview、のどちらかにしてちょ、とありえない次元の交渉をすることに。。
アメリカの一校は、わかった、じゃ例外的にVideo Interviewにしよう!⇒いや、こっちはNWが細いのでskypeはきついので、やっぱり電話にして、、と問題はあれどなんとかremote interview落ち着きそう、イギリスの一校は、ケニアのAlumniに相談してみるが、原則AlumniにはTravelさせないんだよね、+うちはremote interviewは一切NGなんだよね(この学校のInterviewは非常に厳しいことで有名)、とまだまだ先が読めない。
どのMBAプログラムも"Diversity"を訴えているといえど、所詮は先進国中心の世界であることを強く実感する今日このごろである。ただ、今回私の身分は例外的だが、一時的に出国さえできればInterviewも問題なく実施でき、
TOEFL/GMATも受けれ、Essay作成も普通にこなせる(CounselorとコミュニケーションはMail/Tel)ので、(Interview用に出国できることを前提に)途上国からのApplicationも充分可能であることがわかった。
まだまだ余談を許さないので、好き嫌いせずどの学校も均等に力を注がざるを得ないが、さあこれからどういう結果となるか??
ここのところ小包ラッシュである。つぎは
前回に引き続き救援物資第二弾!
今回は、①日本食と、リクエストしておいた、②こてこての日本の観光グッヅ、③日本のお菓子、④英語辞書ソフトである。
(※ここウガンダでは回線が非常に細く・不安定なため、日本で愛用していた
辞書サイトは広告等の不要な情報が多く、ちょっと調べるだけでも一苦労・・・。なんでも情報はできるだけローカルで処理したいのだ。。)
②・③は、派遣先の職員とご近所さんと交流をはかるため、送ってもらった。
←さっそく届いた荷物を広げてみた。壁の東京タワーのポスター(日本だと絶対に使わない・・・)がいい感じです。
←お菓子コーナー開設。日本の美・繊細さ(理解してもらえるか?)を意識して金平糖、あとは口に合いそうな柿の種を中心に何種類かとりそろえた。
←絵葉書は日本の風景を伝えるのに非常に有効で、とくにカラフルな着物はウガンダの女性にも非常に好評であった。
JICAの支援で日本に1年滞在した職員が2人いて、日本話で盛り上がった。一人は東京(八王子)、もう一人は30年も前に茨城(なぜ?)に滞在してたそうだ。
部屋にきてくれた人から順に、”お菓子と絵葉書一個づつもってっていいよー”と今朝から始めたところ、最初は普段仲良くしてる日本に興味を示してくれる職員たちが喜んで持って帰ってくれた。午後になると、”この部屋にくるとなんかもらえる!”と聞きつけた職員たち(普段全く話さない、あなた誰だっけ?みたいな人まで)がわれよわれよと押し付け、俺はこれが欲しい、あれが欲しい、食欲旺盛な子供がたくさんいるので、これとあれと・・・などと、一人一個ルールはもろくも崩壊。絵葉書<<<お菓子のプライオリティーで、まるで食料配給状態。日本の美と繊細さを理解してもらう・・・とは程遠い状態に。。
たった半日でお菓子コーナーは←の状態になってしまった。ご近所さん分のも残しておかないとね。。。
何はともあれ、一部の理解ある人たちには日本の文化を少しだけ伝えることができたかな?次はご近所さん周りをしよう。
次の日はいよいよ獣医隊員の彼の後ろについて、一日獣医体験である。
←Officeから見た朝日。丘の上にOfficeがあるので景色は抜群、かつ、カンパラと違って空気が断然きれいである。
彼のプロジェクトは、他2~3名の獣医隊員とともにウガンダ各地のVeternary Centerに入って、家畜の伝染病の検査の方法をカウンターにスキトラし、最終的には自分たちで自立して検査できるようにしていくというものである。
この日は一日かけて、Kirifura県のあるSub County(District≒県> County> Sub County)の農家を3件ほどまわって、牛とヤギの血液・乳・糞便のサンプリングを採取するのに同行させてもらった。
カウンターの所有する車に乗り、あるSub Countyまで移動。ここまで奥地にくると、道も断然オフロード(←)。タイヤの消耗が激しく、しょっちゅう交換しているそうだ。
←がSub County庁?区役所といったらいいのか村役場といったらいいのかわからないが、こんな感じ。中には、手書きの汚ったない字で、今後のSub Countyの方針などなどが貼り付けられていた。IT化・・・などとはほど遠い世界である。。
Kirufura県はウガンダ有数の牧畜地域らしく、かなりの大規模の家畜農家が多い。牛の数も100頭、200頭、多いところでは600頭というところもあった。当然この規模の農場を支えるにはたくさんの人をやとっており、かつ農家の主は結構いい家(←)に住んでるようである。食べ物は全て自給し、牛のえさ代もゼロ、で支出はほぼなし、牛乳を搾れば絞るほど収入が入ってくるといった具合だ。(※【5/4 訂正】支出はワクチンや家畜の治療費もあるようで、”全くゼロ”というわけではないそうです。。ご指摘ありがとう!!)
←がサンプリングのために牛を集めたゲージ。ここから細い通路に追いやって牛を固定し、採血・搾乳する。
←牛の採血の様子。尻尾の根元の血管から採血するらしい。残念ながらこの日は馴染みの薄いSub Countyに来たらしく、とてもこのド素人の私が試しに採血させてもらうなんて雰囲気ではなかったので、せめて尻尾をあげて固定する程度のお手伝い。。採取した血液は、持ち帰って
ブルセラ病なる感染症の検査に使うそうだ。日本ではほぼ撲滅され、発生したら大騒ぎのこの病気も、ウガンダではごろごろ発生しているそうだ。
←採取した牛の乳を使い、
乳房炎なる牛の乳の病気の簡易テストの様子。紫色の検査液を乳にたらし、サラサラなら陰性、ドロドロになったら陽性だそうだ。私が見ていたところでは、軒並みドロドロに・・・。どんだけ蔓延してんねん!って感じだった。
火を通したり煮沸すればOKだそうだが、こういう現状を見るとだんだんこの国で肉や牛乳を口にしたくなくなってきた・・・。
←次はヤギ。まずはヤギ小屋に入ってヤギをつかまえるところから。狭い通路に追いやって、ヤギの足をつかんで捕まえる。とりあえず私はヤギが逃げ出す通路をふさぐ係。
←ヤギは1~2人で体を押え、首から採血。牛より小さいので少し難しいそうだ。当然私は採血はせず、ヤギの頭を押える係。
←この日はラッキーなことに、ウガンダの国鳥カンムリヅル(Crested Crane)を初めてみることができた!国鳥の名にふさわしく、雰囲気があって綺麗な鳥である。環境が綺麗な場所にしか住み着かないそうだ(もちろんカンパラはNG)。
一日かけて、農家を3件まわりラボに戻って、採取したサンプリングを元に検査することに。←がVeternary Centerのラボの様子。JICAの支援でなにやら見たこともない機器がたくさん並んでいるが、電圧の不調等いろいろ問題があり、いくつかの機器が動いてないそうだ。PCのソフト面(ハード面はからきしダメ)ならともかく、この手の修理は全くお手上げである。(後で来た医療機器の専門家は、電圧チェックから始まり、適切な診断をしていた。手に職があるって頼もしいですね。。。)
血液・乳とともに採取してきた糞便を用いて、中にいる寄生虫をチェック。沈殿法とかナントカ法とか詳しいことは忘れたが、糞便から余分なものを取り除き、光学顕微鏡で寄生虫を見やすい状態にサンプルを作る。
一応理系(工学)出身ですが、顕微鏡さわるのって中学校の理科の時間以来だったかな?片目で覗いてたら素人丸出しって笑われました。
←何でしょうかこれは?こんな感じのワラジムシ見たいな寄生虫がうようよいました。専門家はここから寄生虫の特定・診断・処方の提言ができるそうです。私は見るだけ。。
何はともあれ、この日は自分の全く専門外の獣医というフィールドで隊員がどんな活動をしているのか、またウガンダの畜産農家の実情を少しでも知ることができて非常に有益な一日であった。彼の任地では、カウンターを含めた体制がしっかりせず、スキトラがなかなかうまくいかない面もあったようだが、獣医資格をもっているといえまだまだ学生の隊員が異国の地で専門性を発揮している姿は非常に頼もしく見えた。(文系学部はもとより、工学部の院生だって卒業後すぐに何ができるかっていったら"?"だろう。)
※獣医隊員の皆さん、専門的な内容でウソがあったら訂正してくださいね。。